ファーストデリバリーを待ち侘びて

服好きが気分に合ったお気に入りの服を紹介していきます

少し変わった洋服を買ってしまう病

ドローコードで裾を絞れたり、襟を立てれたり、横や背中が開いたり、胸ポケが異常に大きかったりする服がある。

ファッションに興味を持ち、ユニクロからユナイテッドアローズなどを経て、ドメスティックブランドと呼ばれる少し高価格帯の服を買うようになる頃には、とても残念な事に、ちょっと変わった服にばかり心が惹かれる身体になってしまっている。

TPOに合わせた感じの良い服装を選ぶだけなら、トレンドを押さえつつ、多くの人に合うラインナップを取り揃えたユニクロユナイテッドアローズで充分で、そこから先は自己満の追求にしか過ぎないのだが、自分でもどこに向かっているのか時々分からなくなる。

ただ無性に「デザイナーの遊び心」だったり、「ブランドのこだわり」に弱い側面がある。

 

jieda/RIPPLE CARDIGAN

f:id:kawamakof:20211106174446j:image

f:id:kawamakof:20211106181647j:image

▼筆者の身長/体重

176cm/61kg

▼着用アイテム

jieda/RIPPLE CARDIGAN

color : brown size :2

このjiedaのカーディガンは、リップル(さざ波)と名前についている様に凹凸のある表面になっており、凹みの部分にグリーンの色が入れられていて何とも言えない存在感を醸し出している。動いた時の表情の変化も楽しめる「ちょっと変わったカーディガン」である。

 

きっかけはYOUTUBE

これだけ気に入っているカーディガンだが、正直、今期のjiedaはスルーしそうになっていた。買い物に出られる日が限られている中で、数多の候補から狙い撃ちで試着しに行くため、実物を見ずにデリバリーから日が経ってしまう事も多い。

そんな中で候補を絞り込むための情報収集は欠かせない。youtubeもその一つであるが、たまたま芸人の好井さんがやられているYouTubeチャンネルで、jiedaのデザイナーが展示会で21AWの新作を紹介される動画に出会い、まんまと「デザイナーのこだわり」に触発されてしまった。

▼好井&カナメクトチャンネルさんの「【jieda】デザイナー御本人に新作紹介して頂きました」

https://youtu.be/WDNFsmaJOe4

 

存在感の落とし穴

先ほどの動画が商品の魅力のほぼ全てを物語っているので、残りは少しコーディネートで苦労した点に触れたい。そう、意外と合わせづらかったのである。

リップルの色の奥行きによってカーディガン自体の存在感が意外と大きく、通常合わせやすい無地のTシャツやスウェットと合わせると、カーディガンの主張が強すぎて浮いてしまう。テレワーク時に家で気楽に羽織るつもりが、いちいち気になって集中し切れない事態に陥ってしまった。

試行錯誤の結果、存在感には存在感をという事で、チェックシャツを合わせてみたのだが、個人的にはカーディガンとインナーでどちらかが浮きすぎる事のない印象になったので、しっくり来ている。

f:id:kawamakof:20211106195403j:image

f:id:kawamakof:20211106195431j:image

この合わせ方が見つからなかったら、このカーディガンは取り上げる事なくお蔵入りする事になっていただろう。ファッションって難しい。ただし街を見渡しても「ちょっと変わった服」を着ている人はほとんど見かけないので、この合わせ方が果たして「おしゃれ」なのかどうかは結局のところよく分からない。

 

終わりに

ここまで読み進めてくれて、ありがとうございます。気温の変動が激しく、急に寒くなったり意外と暖かかったりと、Sっ気の強い秋ですが、その日その日の気温の変化を予想しつつコーディネートを考えるのは楽しいですよね。

ただ、真冬はアウターが印象を決めてしまいやすく、今から冬アウターを出すと冬後半には飽きてしまうリスクもあるので、新しく買った冬アウターに袖を通したい気持ちはグッと押さえ、なるべく温存しましょう。

それでは。